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メンタルタフネスとは?

メンタルタフネスとは端的に言うと、「心の強さ」のことを言います。心の強さが働く人々のパフォーマンスに大きく影響し、果ては会社の業績にまで影響を与えるため、今、多くの企業から注目されています。弊社では、様々な企業のコンサルティングや教育研修で関わり、従業員の心の問題を解決したり、従業員の心を強くするための取り組みを行うことで、支援する企業の企業力強化を実現してきました。

働く社員の心の状態は、間違いなく企業の業績に大きく関係をしています。また、働く社員だけでなく経営者の心の状態も、企業の経営状態に大きく関わってきます。

個人のメンタルタフネスについて

個人(社員一人ひとり)のメンタルタフネスを高めることができれば、各々のモチベーションが高まり、企業も活性化します。では、どうすれば個人のメンタルタフネスを高められるのでしょうか?3つのキーワードを挙げることができます。

最初のキーワードは、「SOC」=Sense Of Coherence(センス・オブ・コヒアレンス)です。直訳すると、"首尾一貫感覚"です。首尾一貫感覚を高めることがメンタルタフネスを高めていくうえでとても重要なことになります。

これはユダヤ系アメリカ人の医療社会学者であるアーロン・アントノフスキー博士によって提唱された考え方です。我々も、様々な現場で心を病んだ人や心を強くしたいと願う多くの人々と接してきましたが、人の心を強くするうえでこのSOCを高めるということが最も重要な要素の一つであると考えています。

では、SOC(首尾一貫感覚)とは一体何なのか?
SOCは、3つの要素から成り立ちます。

SOC(首尾一貫感覚)

1つ目の"把握可能感"とは、「自分の置かれている状況、あるいは置かれるであろう状況がある程度予測できたり、または理解できるという感覚のこと」です。要は、先(未来)のことまできちんと考えることができ、そのうえで自分の現在やこれからを何となくでも予測できる、ということです。

2つ目の"処理可能感"とは、「何とかなる、何とかやっていけるといった感覚のこと」です。楽観的というと簡単過ぎるかもしれませんが、「たぶん自分は大丈夫、たぶん自分なら大丈夫だ」と思える感覚のことです。

3つ目の"有意味感"とは、「日々の仕事や生活に、やりがいや生きる意味が感じられるという感覚のこと」です。もちろん、自分にかかってくるストレスに対する対処のしがい・やりがいなども含めてとなります。要は、自分に起こるどんな出来事に対しても何か意味を見つけていける感覚のことです。

個人のメンタルタフネスを高めるための2つめのキーワードは、「セルフエフィカシー(自己効力感)を高める」ことです。セルフエフィカシー(自己効力感)とは、主に臨床心理の分野で使われる言葉です。端的に表現すると「自分の能力や力に対する自信」のことです。

「私はこんなこともできるんだ」
「自分はこんなこともできるかもしれない」
「たぶんこれもできる」
「きっと大丈夫」

といった気持ちが、自分に対する自信を強めるのです。

そして最後のキーワードが、「メンタルタフネスを高める自分なりのスキルを持つ」ということです。自分にとってプラスとなるような方法やスキルを、一つでも持てているかどうかが、重要になります。

組織のメンタルタフネスについて

一方、組織全体のメンタルタフネスを高める方法としては、セルフエフィカシー(自己効力感)を高めてあげるようなかかわりや、自尊心を満たしてあげるような関わりを仕組み化することが挙げられます。

スタッフのメンタルタフネスを高めることによって、会社組織全体のメンタルタフネスは高まりますが、それにプラスして、組織全体としてのメンタルタフネスを高める仕組みが必要です。 例えばある企業では、「サンキュー(ありがとう)アンケート」というものを実施しています。全社員が、日頃自分たちがお世話になっていると思う、他部署の人を対象に投票するというものです。

アンケートの結果、「縁の下の力持ち」というような管理部門の人たちや、今まで表に出てこなかった人たちが選ばれ、そしてそれを全社員集会で表彰しました。これにより、表彰された人々はとても感激し、仕事に対する意欲が大変高まったというものです。

これはあくまでも一例ですが、働くスタッフの自信を高めてあげたり、「必要とされている」という気持ちを満たしてあげるのは、管理職が行うことだけではないのです。組織全体として、何ができるのかを、自分たち自身で考えていくことが、とても重要なことなのです。

組織全体のメンタルタフネスを高める仕組みには様々な方法があります。その方法は規模・現状によって変わってきます。自分たちの組織にはどのような方法がマッチするのか、是非考えていきましょう。

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